理系ジャニヲタが理系ジャニーズについて考える
先に言っておきたいことは私は中間担であり、彼は社会学部出身のゴリゴリの文系だということである。
また、文系男子に対するイメージはもっぱらテニサーである。そしてジャニーズWESTの魅力は全員がテニサーに所属していそうなハイカースト集団要素を持ちつつも、全てのファンを女の子扱いしてくれるラブホリックなところにあると思っている。そんな偏見に満ちた理系ジャニヲタが書いているということをご理解頂きたい。
さて、私は理工学部に所属し、毎週末実験レポートの作成に追われるタイプの理系ジャニヲタである。地理歴史が苦手ではあるものの英語と国語は好きだった。それでも数Ⅲを学習し理工学部に進学した私は、ポジティブな理系であると自負している。またポジティブな理系だからこそ、理系男子には少なからず魅力を感じる。
そんな私がぱっと思いつく理系のジャニーズ、通称理系ジャニは、KinKi Kidsの堂本光一、Hey!Say!JUMPの伊野尾慧、Snowmanの阿部亮平の3人である。
光一くんはコンサートのMCで相対性理論について語ったり、日常的に水や光の屈折、究極の球体について考えたりしていて、NHKで科学に関する番組の司会まで務めている。最早理系というより科学ヲタク。仕事にまで繋げているのだからさすがは王子である。
伊野尾くんは明治大学理工学部建築学科出身の、名実ともに理系ジャニ。リトラのクリスマススペシャルで、メディテレーニアンハーバーを歩きながら建築についてのうんちくを語っていたことは記憶に新しい。
阿部くんは有名私大の学生と多くのバック仕事を両立させている将来有望理系ジャニで、なかなかハイレベルな理系エピソードを多く持っている。 演舞刀投げに最適な距離,角度,力をパソコンで計算し導き出したり(しかもニュートン換算)、「log2の4は？」と書かれた団扇に「2！」と即答したり、恋の方程式解くどころか恋の極限求めたりするらしい。ちなみに好きな素数は17。
なんて素敵なんだろう、理系ジャニーズ。もっと居たらいいのに、理系ジャニーズ。
しかし、3人しか居ないのが現状である。少ない。少なすぎる。私が全タレントを把握しているわけではないことが原因の1つと考えるが、理系は文系に比べて奥ゆかしいというか、アイドルになるなら研究するわ、みたいな感性の人が多いからな気がする。ちなみにこれは、私の偏見である。
前置きが長くなってしまったが、「理系ジャニが少ないのなら、生み出してしまおう」これが今日の本題である。生み出すなんて、果たして、どうやって？しかしそれは愚問である。脳内でなら、妄想の中でなら、0から10を作ることだって可能なのだ。
さあ、虚しさが襲ってくる前にサクサクやっていこう。
1.衣装に素数を取り入れる
例えば、何かのユニフォームを真似した衣装があったとする。その背中に自分の誕生日や好きなマークを入れる*1中で、本人とは何の関係もない意味深な数字を背負う理系ジャニ。ファンが素因数分解を試みても、1とその数以外では割れない。無理もない、素数なのだから。
2.スタバにビーカーを持参する
ジャニーズといえばスタバ、スタバといえばジャニーズである。愛する自担淳太くんには、スタバで店員さんに「頑張ってください♡」的なメッセージをカップに書いてもらい、「俺に気づいてたけど気を使ってその場では言わずにカップに書いてくれたんや♡嬉しい♡」となり、嬉しさのあまりweb連載にも書いた…という可愛いエピソードがある。スタバの醍醐味はそんな店員さんとのやり取りにあると思う。
そこで理系ジャニはマイビーカーを持参するのだ。マグカップやタンブラーを持っていくと20円割引してくれる制度は、ビーカーでも適用されるはずである。ビーカーは水を弾くので、油性マジックで注文やメッセージを書き込みやすいという利点がある。ちなみに油性マジックで書いた文字は粉石鹸で擦ると綺麗に取れる。
3.飛距離を計算してサインボールを投げる
コンサートで1度は経験してみたいファンサランキングがあるとしたら、まあまあ上位に入ってくるであろうサインボールの狙い投げ。*2しかしこの狙い投げ、意外と難しい。まずサインボールは想像よりも軽い。だから思いの外よく飛ぶ。城ホールなら本人の腕力次第で立ち見の辺りまで飛ぶ。だからこそ、飛距離を計算しての狙い投げである。外周を歌いながら手を振りながら歩いていた理系ジャニがスタッフからノートパソコンを受け取り、突然計算を始める。カタカタカタ、エンター*3である。「今から君に、50°の角度でボールを投げるよ！初速度は80km/hね！」そんなふうに狙い投げされて、ファンにならないわけがない。
取り急ぎ3つ、理系ジャニを生み出してみた。3というのは便利な数字で、人間が嘘をつくときに出てくる数字は3と8が多いという。また、ある整数nがあったとする。その整数の全ての位の和が3の倍数であった時、整数nも3の倍数になるのである。3という数字は多すぎず少なすぎず、丁度良い数字である。
私はいつか、理系ジャニーズのファンになったら、「グリシンの構造式書いて♡」と書いたファンサ団扇を見せようと思っている。アミノ酸の中で最も簡単な構造を持つグリシンなら、短い時間でもなんとか書いてくれそうな気がする。側鎖にHあるだけだし。
